Internet Explorer 6 シェアのはなし
昨年12月に,Windows XPの標準Webブラウザだった Internet Explorer 6 (IE6) のシェアが20%にまで下がった,というニュースが出ていました (12月16日 ZDNETの記事)。遅まきながらその 出典 を見てみると,W3Schools というWeb開発者のための各種チュートリアルを公開しているサイトが,その履歴の統計情報を公開している中で,Webブラウザの利用状況を調査したものでした。12月時点でのシェアは,IE6 が 20.0%,IE7 が 26.6%,Mozilla Firefox が 44.2% (バージョン指定なし)。IE 6 + 7 でようやく Firefox を上回る,というところまできています。
何しろWeb開発者向けのコンテンツを提供しているサイトですから,アクセスしてくる人もそれなりに専門知識のある人が多く,その結果 Windows に標準搭載されているブラウザを使っていない人が多いのも理解できます。また,Vista のシェアがなかなか伸びないのも IE 全体のシェアの低下につながっているかもしれません。フィンランドでFirefoxのシェアが50%に届こうとしている話 (@ITの紹介記事 ←2008年1月) や,韓国のインターネットサイトの多くが IE6 専用で IE7 で動作しないのが問題 (三重大の奥村晴彦先生のブログ記事とその追加コメント ←これは2007年1月でした...),という話が記憶にまだまだ新しいのですが,その後の状況はそんなにも変化したのでしょうかね。
日本の状況も気になります。1ヶ月に約1,000万人がアクセスする W3Schools の利用者中,日本からのアクセスはわずか 0.6% (英語サイトですしね) ということですので,その数は月数万人。日本の実情はなかなか測ることができません。(ちなみに,上記 @ITの記事 (2008年1月) には,「@ITへアクセスしたWebブラウザの直近のシェアを見ると、Firefox は約17%、IE は約76%」とありました)。私の勤務している学校で使っているWebメールのシステムは,以前として IE7 への完全対応ができていないようですし,使っている e-Learning ソフトには IE6 の使用が前提となって動作しているものもあります。いずれにしても,当初は「IE 6 でちゃんと動作すること」が目標だったWebベースのシステム (矢野りん さんのZDNet builder への寄稿 「IE 6悲喜こもごも」 が当時のWebデザインの状況を回顧していて面白いです) が,いよいよ HTML の正式な仕様 (HTML 4.01, XHTML 1.0, XHTML 1.1, XHTML Basic) にきちんと対応しなければならない時期が来ているような気配です。
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