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2007年3月の記事

フィンランド語が書いてあるトート

フィンランド語の書かれたトートバッグ 時々町には出てみるもんです。文房具屋さんを物色していたら,目の前にフィンランド語が。Hyvää huomenta! おはよう!ちなみに。反対側には Näkemiin! 「じゃあね!」と書いてあります。まあ,何というか,さわやかな印象のバッグです。色もいいですね。しっかりとした青に白地の文字が映えます。

バッグは作りもなかなかです。さまざまなトートバッグを製作している Super Planning という会社の ROOTOTE というシリーズの TALL という製品だそうです (カタログ で確認できます。また,フィンランド語のトートはこの他に Kyllä 「はい」 Ei 「いいえ」というバージョンもあるようです)。

大きさは縦横とも 350mm といったところ。内側には小さい3つのポケット,そして外側に凝った「ルーポケット」 (製作元によれば,ルートートにはすべて、サイドにカンガルーのおなかのようなポケット (ルーポケット) が付いています) が仕込んであり,なかなか使いやすそう。 [ルートートとは (Super Planning)]

しかし,なぜフィンランド語なのか... プリントされているいずれの挨拶にもウムラウトが入っていて印象的だから,かな。他にあるのはフランス語くらいなので,ますます気になります。あんまり気になったので,結局私も購入してしまいました ;-)


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新旧ヘッドフォン

新旧ヘッドフォン iPod mini に付属していたヘッドフォンを長く使っていましたが,接触が悪くなり,先日とうとう逝ってしまいました。同じ製品かと思って MA662G/A (Amazon.co.jp) を購入したところ,デザインが新しくスリムになっていました。イヤホンパッドは付属していません。心なしか,音もよいような。(写真は新しいものが左,使い古した旧版が右です。古いほうは L と R の文字さえ消えちゃってます。)

この手のヘッドフォンを使っていると,外に音が漏れていないかということと,外の音がうるさくてよく聞こえない,ということが気になります。私は通勤途中にフィンランド語のポッドキャストを聴くのが楽しみなのですが,聞こえないからとボリュームを上げると小一時間で耳が痛くなるんですよね。

最近は「カナル型」 (カナルは ear canal = 外耳道から来ているみたい) とか 「インイヤー式」と呼ばれる耳栓のような形をした音を逃さないタイプや (写真のようなのはカナル型に対し「オープン型」と言うそうです),「ノイズキャンセラ」なる騒音をカットするタイプのヘッドフォンも登場しています (Apple iPod 用 M9394G/B ← Amazon.co.jp)。もうちょっとたったら調べて試してみようかなと思います。もっとも,外の音がまったく聞こえないようなヘッドフォンをして歩くのには危険もあります。まあ,ソニーのノイズキャンセリング機能つきウォークマン (WALKMAN S シリーズ) の CM (←期間限定で動画配信中) のようにはいかないかもしれませんが。アメリカでは,道路横断中の iPod 使用を禁止する法案まで出たことがあるそうで [ロイター (日本語 | 英語)]。

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パペットムーミン

殆どの番組が無料で見られることで最近話題になっている USEN 提供の パソコンテレビ GyaO が,ムーミン [Wikipedia] の パペット・アニメーション を放送中です。2007年3月17日から毎週土曜日に4エピソードずつ追加されおり,2007年8月31日まで視聴できます。ヤンソン自身も監修として加わっているというこのシリーズ,ポーランドの制作会社が1979年に制作したもので,26エピソード,全78話です。日本版の吹き替えには故・岸田今日子さんも参加しています。

なお,現在 Yahoo! 動画 でも 一部のエピソードが配信されています が終了日が近いようです。GyaO は Windows Media, Yahoo! 動画は Flash で配信していますが,Windows ではいずれも Internet Explorer でしか視聴できないみたい。

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「ヴィンランド」と「フィンランド」

「ヴィンランドって,フィンランドと関係あるんですかね」,と仕事でお会いした方に質問されました。幸村誠さんの漫画が好きで,最新作で現在連載中の『ヴィンランド・サガ』に期待している,ということでした。

宇宙のゴミ (スペース・デブリ) の回収を生業とする主人公が木製探査に向かうまでを描いた処女作『プラネテス』 [amazon.co.jp] (週刊「モーニング」に不定期連載) は私もとても好きで,何度も読み返しました。この作品で幸村さんは 現在たまにニュースになる程度でしかない 宇宙ゴミを現実的な問題として取り上げ,壮大な物語に仕立て上げてくれました。次作となる『ヴィンランド・サガ』においても,著者の緻密な表現と物語の構築力は圧倒的です。(戦いやヴァイキングの蛮行を描写した残虐なシーンが含まれるので,万人むけではないかもしれませんのでご了承ください。その意味でも「週刊少年マガジン」から読者層が少し上の「月刊アフタヌーン」に移ってよかったかも。)

残念ながら,ヴィンランド vinland は「フィンランド」とは関係ありません。『ヴィンランド・サガ』は11世紀のヨーロッパを舞台に,アイスランド出身の主人公トルフィンが父の復讐を胸に成長していく物語です。vin はぶどう (英 vine) のことで,当時まだ未知の大陸であったアメリカにあるブドウの実る豊かな地を指します (『ヴィンランド・サガ』の中でもレイフ・エリクソンという旅行家 (初めてアメリカ大陸に渡った実在のヨーロッパ人) がトルフィンにヴィンランドの様子を語る場面があります)。ヴィンランドという地がこれから主人公の運命とどう関わっていくのかはこれから。わくわくします。

フィンランド語でフィンランドを表す Suomi はその語源がはっきりしません。一方外国名であるフィンランド Finland の finn はゲルマン語起源だそうで,英語でいえば findwonder あたりと関係があり,もともと「定住せず,狩猟や採集で暮らす人」といった意味があると考えられるそうです (ちなみに「フン族」とは関係ありません)。「フィンランド」や「フィン」という名前は,古くは起源98年ごろのタキトゥス『ゲルマニア』で Fenni という未開人が紹介されているほか,ルーン文字の石碑 (rune stone) にも finlontfinlandi という名前で言及されています [ Wikipedia の Finnish people, Finland の語源の項を参照 ]。もっとも,その時点で「フィン人」と呼ばれていたのは現在のサーミ人の先祖であったろう,ということですが。

『ヴィンランド・サガ』の主人公トルフィンが実在している人をモデルにしているかどうか,という話もあるのですが,これには「ヴィンランド」にまつわるヴァイキングの伝説もあり,また後日書こうと思います。

「ヴィンランド」はある意味桃源郷。「ヴィンランド・サガ」を佐賀のキャッチコピーにしてはどうでしょう?「ヴィンランド・佐賀」。... おあとがよろしいようで。

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にっこり笑って「モイ!」

Moiフィンランド語は発音が比較的しやすい言語です。LとR (←巻き舌) が違うとか,母音の数が多いとか,まあそんなことはありますけどね。そういうわけかはわかりませんが,フィンランド語からとった固有名がひょっと出てきても気がつかないことがあります。

わが故郷,岩手県の八幡平温泉郷 (秋田にもまたがってます) には子供のころから 「プータロ村」 なるリゾートがあります。これが「プータロー」ではなく「プータロ」で,しかもフィンランド語だと気がついたのは,たぶんフィンランド語を勉強してからではなかったでしょうか...

さて,写真はゼブラの moi という新しいペン。ホームページにも書いてありますが,名前はフィンランド語からとったそうです。黒一色のジェルボールペンですが,ペン軸はキレイな6色の「北欧カラーボディー」 ;-) 文房具屋さんで気がついたらお手にとって見てください。フィンランド人にあげたら逆に喜ばれたりするかもしれませんね。フィンランドで使った国産ボールペン,今考えるとあまりいい質じゃあなかったなあ...

閑話休題。Moi! は「やあ」にあたる気さくな挨拶表現ですが,一般にはスウェーデン語の挨拶 God morgonmoromorjens などから変化したものと言われます。留学中にフィンランド学科の学生さんに「Moi!Hei! もフィンランド語ではないわ。Päivää! と言いなさい!」なんて言われたのを思い出します。そう,Hei! もよく使いますが,これもスウェーデン語起源 (< Hej!) なんですね。ただ,最近では Moi! はスウェーデン語やドイツ語,英語,オランダ語などの祖先にあたるゲルマン祖語 [Wikipedia] に遡るのでは,なんていう見解のほうが主流になっているようです。以下は Moi!の語源に関する記事へのリンクです:フィンランド語のページ Moi taas! (Taru Kolehmainen,Helsingin Sanomat. 2003年4月8日, Kieli-ikkuna)

ちなみに,今検索してみたら,「moi 70本から名入れ無料」 ((株)マエジム) というサービスがありました。機会があったら利用してみては。

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広がる,ペンギンの輪

これまで交通機関によりばらばらだった非接触型のICカードサービスですが,2007年3月18日から関東圏のJR・私鉄・バスなどで一枚での相互利用ができるようになります。相互乗り入れは,JR東日本の SUICA (首都圏,仙台エリア,新潟エリアで利用可能),首都圏の私鉄各線およびバスが使える新しい PASMO,JR西日本の ICOCA (京阪神エリアで利用可能) の3種類。

SUICA使えます。ICカードの利用は,関東圏以外でも少しずつ広がっています。例えば,仙台近郊では既に2003年10月の時点で SUICA の利用が開始されており,2007年2月初旬に仕事で訪れた際には駅ビルのあちこちで「使えます」というのぼりが立っていました (写真は立ち食いそば屋さん)。また,2007年2月21日からは仙台駅周辺27店舗のファミリーマートでも支払い・チャージができるようになったそうです。エリアがまだまだ限定的なので,またいで使えない [JR東日本による SUICA 利用上の注意] といった注意はありますが,IC カードの利用はこれからもどんどん広がりそうです。

ところで,SUICA が利用できない地域でも,東北地方の各地では既に SUICA の宣伝が行なわれているようです。昨年2006年の昼下がり,仕事で岩手県の水沢市に行ったときのこと。駅の待合室で電車を待っていると,おばあちゃん,おじいちゃんたちがぼーっと見ていた駅のテレビで繰り返し再生されていたのが,ペンギンが出てきて買い物をしたり,喫茶店でデートをしたり (で,最後にペンギン君は失恋),というおなじみの SUICA のコマーシャル [JR東日本のCM一覧]。果たして,どれくらいの人が SUICA のイメージがつかめているのでしょうね。

ちなみに,SUICA で複数の交通機関を乗り継いだ場合,料金が通常よりも割高になる場合があることには注意したほうがよいかもしれません。JR各駅などで配布されている SUICA のパンフレット「首都圏ICカード相互利用のご案内」によれば:

  1. 改札を通らずに乗り継いだ場合,最初に乗った路線で全区間乗車したものとして計算される
  2. 改札口を通って乗り継いだ場合でも,連絡切符を買ったほうが安い場合がある (詳細は上記パンフレットを参照してください)

ということです。うっかりスイスイ乗ってしまって損をすることがないよう,ぜひチェックを (今週刊行されるフリーマガジン R25 でも特集されるようです)。関連リンク:ICカード利用時の運賃計算方法について (Wikipedia の SUICA の項目)


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