岩城宏之さん逝去
指揮者の 岩城宏之さん が6月13日に亡くなられました。享年73歳。
もともと打楽器奏者であっただけに,特に現代音楽に造詣が深く,1988年には オーケストラアンサンブル金沢 を創設し,招待作曲家による委嘱を積極的に推進するなど,新しい作品の発掘・紹介に努めていらっしゃったことに強い印象を持っています。私も以前趣味で打楽器を叩いておりましたので,岩城さんの打楽器歴には興味を持っていました。傑作エッセイ『フィルハーモニーの風景』 (確か...) で,外国のオーケストラと競演した際,長い休みを数え損なってどこまで進んだかわからなくなった外国人の打楽器奏者に目配せをして,全然違うところで「どかーん」と鳴らさせた,というリハーサルでの逸話には,おなかを抱えて笑ったものでした。
昨年の大晦日には,恒例の「べートーヴェン第一から第九まで振るマラソン。」でベートーヴェンの全交響曲を一人で振り切るほどだっただけに,本当に残念。ご冥福をお祈りいたします。6月18日(日)23:10~24:15にNHK総合でベートーヴェンの全曲演奏に関する番組の再放送が,また7月2日(日)21:00~のNHK教育「N響アワー」で追悼特集がおこなわれる予定だそうです (オフィシャルホームページ からの情報)。
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